今、夕食の前ぎりぎりになって舎生日誌を書いている。ずっと考え続けていれば、本当の自分の言葉が出てくるのではないかと思ったからだ。けど、「本当の自分」というものはなかなか出てこない。ただ、日誌にこうして何かを書いて話せたのはよかったのではないかと思う。本当は、「書きたいことがありませんでした」で終わらせるつもりだった。まじめなことをしゃべっている自分という像が見えなかった。ずっとふざけているのが自分だと思っていた。普段は意地を張るところを間違えてばかりの自分が、初めて正しく意地を張れた気がする。自分のしゃべっていることにもっと自信を持ちたいと思う。それなりに自分も思いを持っているからだ。不満も怒りもやりきれなさも感謝も幸せも楽しさも持っているからだ。