先日の日曜礼拝で、音楽と奏楽担当の先生が、「奏楽」について想いを話してくださいました。「讃美歌にはもちろん、私たち奏楽者が前奏や後奏で弾く曲にも、意味があります。曲の意味も弾く人の意図も。意味というより私にとっては思いと言った方がしっくりくるのですが、奏楽の場に立っているとその思いに気づいて、感じることができるような気がします。奏楽は私たちの奏楽者の発表会ではありません。その場にいる人に聞いてもらうためとも思っていません。みんなの祈りに寄り添う奏楽者でありたいと願っています。(中略)言葉にしない美しさがあるからとても惹かれます。何でも突き詰めて理由や根拠を問いただし、白黒はっきりさせたくなってしまう私が、あえて言葉でない表現ができるのが音楽だと思います。」

「言葉」を大切にする学校だからこそ、「言葉にしない美しさ」を感じることができるのだと、毎日の奏楽を聴き思います。

※学園では2か月に1度、講師としてオルガニストの竹佐古真希先生が来校してくださり、パイプオルガンレッスンを受講することができます。希望する生徒たちは、輪番で朝と夕の礼拝奏楽を担当します。 
※今回掲載の動画は、竹佐古真希先生による奏楽です。写真は、レッスンの様子です。